片麻痺回復期における麻痺筋の周波数分析

脳卒中後片麻痺の麻痺筋の自動運動回復期における前脛骨筋に等尺性収縮を行わせたときの筋トルクおよび表面筋電波形の周波数特性について, 麻痺の回復経過に従って調査した. また, それを健常者の周波数特性と比較した. <症例> 48歳. 男性でS. 63年3月14日に脳出血発症し, 左片麻痺となり, 翌日当院に入院した. 現症は左下肢Br. stageIIで筋緊張は低下していた. 同年4月中旬に左前脛骨筋の随意収縮が出現し, 4月末には歩行中の下垂足がみられなくなった. 5月中旬にBr. stageVおよび筋緊張はほぼ正常となり, T字杖歩行可能となった. 5月末独歩可能となった....

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Veröffentlicht in:理学療法学 1989, Vol.16 (suppl), p.168-168
Hauptverfasser: 古田晴朗, 徳永敦子, 加藤栄昭, 永田雅章
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:脳卒中後片麻痺の麻痺筋の自動運動回復期における前脛骨筋に等尺性収縮を行わせたときの筋トルクおよび表面筋電波形の周波数特性について, 麻痺の回復経過に従って調査した. また, それを健常者の周波数特性と比較した. <症例> 48歳. 男性でS. 63年3月14日に脳出血発症し, 左片麻痺となり, 翌日当院に入院した. 現症は左下肢Br. stageIIで筋緊張は低下していた. 同年4月中旬に左前脛骨筋の随意収縮が出現し, 4月末には歩行中の下垂足がみられなくなった. 5月中旬にBr. stageVおよび筋緊張はほぼ正常となり, T字杖歩行可能となった. 5月末独歩可能となった.
ISSN:0289-3770