末期癌患者における理学療法の1症例
一般的には, 末期癌患者の理学療法(以下リハと略す)は適応外とされてきたが, 当院には23床のホスピス病棟があり, 理学療法士としてそのチームに加わり活動してきた. 今回, これらのうち1症例について報告する. 《症例1》 37歳, 男性. 診断:小腸平滑筋肉種 1. 現病歴 1986年8月に下腹部の膨満感がある為, 某大学病院に諸検査の為入院し, 9月に開腹術を受けたが腫瘍は残存し, 10月に退院. 翌年5月に再入院. 主治医から, 癌の告知はなく, 家人より疾患と予後について聞き, 当院ホスピスを希望し, 1987年6月17日入院となった. 入院時, 下腹部全体に腫瘤があり, 肝転移を伴っ...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 1989, Vol.16 (suppl), p.137-137 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 一般的には, 末期癌患者の理学療法(以下リハと略す)は適応外とされてきたが, 当院には23床のホスピス病棟があり, 理学療法士としてそのチームに加わり活動してきた. 今回, これらのうち1症例について報告する. 《症例1》 37歳, 男性. 診断:小腸平滑筋肉種 1. 現病歴 1986年8月に下腹部の膨満感がある為, 某大学病院に諸検査の為入院し, 9月に開腹術を受けたが腫瘍は残存し, 10月に退院. 翌年5月に再入院. 主治医から, 癌の告知はなく, 家人より疾患と予後について聞き, 当院ホスピスを希望し, 1987年6月17日入院となった. 入院時, 下腹部全体に腫瘤があり, 肝転移を伴っていた, |
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ISSN: | 0289-3770 |