脳卒中片麻痺患者大腿部の廃用性筋萎縮について

第21回OT学会において, 我々は片麻痺患者上腕部の個々の筋の萎縮の判別が, CT-scanを用いた解析により十分可能であることを報告した. 今回は, 同じ方法を用いて脳卒中片麻痺患者大腿部の廃用性筋萎縮について検討した. 「対象」 当院人院又は, 通院中の脳卒中片麻痺患者男性20名, 年齢45~69歳(平均56.5歳), 発症後5~90ヶ月, 下肢Br. stageはIIが3名, IIIが13名, IVが4名であった. なお, 歩行状況により, 独歩群10名, 移動手段として車椅子を併用している独歩不能群(以下, 不能群と略す)10名に分けた. また, CT上で脳の両側性病変が疑われる者,...

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Veröffentlicht in:理学療法学 1989, Vol.16 (suppl), p.16-16
Hauptverfasser: 土山裕之, 高瀬裕美子, 森下治代, 山本千登勢, 中川好子, 久野徹也, 佐藤秀次, 灰田信英
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:第21回OT学会において, 我々は片麻痺患者上腕部の個々の筋の萎縮の判別が, CT-scanを用いた解析により十分可能であることを報告した. 今回は, 同じ方法を用いて脳卒中片麻痺患者大腿部の廃用性筋萎縮について検討した. 「対象」 当院人院又は, 通院中の脳卒中片麻痺患者男性20名, 年齢45~69歳(平均56.5歳), 発症後5~90ヶ月, 下肢Br. stageはIIが3名, IIIが13名, IVが4名であった. なお, 歩行状況により, 独歩群10名, 移動手段として車椅子を併用している独歩不能群(以下, 不能群と略す)10名に分けた. また, CT上で脳の両側性病変が疑われる者, 整形外科的疾患の合併している者は除外した.
ISSN:0289-3770