老人保健法機能訓練事業における理学療法士の関わり

老人保健法機能訓練事業における理学療法士の関わりについて, 保健婦に対しアンケート調査を実施し, 幾つかの提言を得た. 1)理学療法士参加の実施回数は, 月1~2回を適度としている. 2)理学療法士に対しては, 障害全般に及ぶ役割, 社会・生活環境全般に及ぶ指導効果を期待している. 3)実施上の問題点としては, システム上の不備, 人的資源不足などを挙げている. 4)実施協力については, 協議会の設置, 実施マニュアルの作成を望んでいる. 5)地域保健活動における理学療法士の常勤化については, その必要性を認めており, 保健所を核とした幅広い活動を期待している. 6)理学療法士に対する要望とし...

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Veröffentlicht in:理学療法学 1989-01, Vol.16 (1), p.39-43
Hauptverfasser: 小嶋裕, 長崎香代, 田村千恵, 川村博文, 松井順夫, 本久博一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:老人保健法機能訓練事業における理学療法士の関わりについて, 保健婦に対しアンケート調査を実施し, 幾つかの提言を得た. 1)理学療法士参加の実施回数は, 月1~2回を適度としている. 2)理学療法士に対しては, 障害全般に及ぶ役割, 社会・生活環境全般に及ぶ指導効果を期待している. 3)実施上の問題点としては, システム上の不備, 人的資源不足などを挙げている. 4)実施協力については, 協議会の設置, 実施マニュアルの作成を望んでいる. 5)地域保健活動における理学療法士の常勤化については, その必要性を認めており, 保健所を核とした幅広い活動を期待している. 6)理学療法士に対する要望としては, 協議の機会を多く持つこと, 派遣理学療法士の研修の必要性などを挙げている.
ISSN:0289-3770
DOI:10.15063/rigaku.kj00001305928