進行した側骨症症例へのバケットシート装具の試み

筋ジストロフィー症のために脊柱側彎が進行した患者にとって自力による坐位保持は非常に困難となる. 坐位を保持するためには, シートベルト, クッション等で工夫が必要であり, 介助に日頃あたっている者以外は, 安定した坐位設定が困難な場合が多い. そこで自力坐位保持と介助軽減を目的として, プレスタゾーテとサプオルソレンを用いたバケットシート装具(以下BS)を作成した. 今回3症例の装着結果について報告をする. 対象と方法 対象は, 14才のドウシャソヌ型筋ジストロフィー症児2名(男子)と16才の先天性筋ジストロフィ症児1名(女子)である, いづれも進行した側彎症のために安定した坐位保持には種々の...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法学 1988, Vol.15 (suppl), p.52-52
1. Verfasser: 大津慶子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:筋ジストロフィー症のために脊柱側彎が進行した患者にとって自力による坐位保持は非常に困難となる. 坐位を保持するためには, シートベルト, クッション等で工夫が必要であり, 介助に日頃あたっている者以外は, 安定した坐位設定が困難な場合が多い. そこで自力坐位保持と介助軽減を目的として, プレスタゾーテとサプオルソレンを用いたバケットシート装具(以下BS)を作成した. 今回3症例の装着結果について報告をする. 対象と方法 対象は, 14才のドウシャソヌ型筋ジストロフィー症児2名(男子)と16才の先天性筋ジストロフィ症児1名(女子)である, いづれも進行した側彎症のために安定した坐位保持には種々の工夫が必要である.
ISSN:0289-3770