頸髄損傷者の上肢筋力に関する定量的・定性的な検討

頸髄損傷(以下, 頸損と略す)者に対する理学療法を行うにあたって, 残存筋の筋力低下は最も大きな問題点である. 今回, 我々はこの筋力低下の状態を定量的, 定性的に把握する事を目的として, 等速性運動における頸損者の筋力を測定し, 検討を行なったので報告する. 〔対象と方法〕 当センター入院・入所中の頸損者10名(男性, 平均年令23.5才)および健常者10名(男性, 平均年令24.2才)について, 肘関節屈曲の筋力をCYBEX-IIを用いて測定した. 頸損者については左右でレベルが異なるため, 両上肢計20肢について測定を行なった....

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Veröffentlicht in:理学療法学 1986, Vol.13 (suppl), p.96-96
Hauptverfasser: 神谷成仁, 北村啓
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:頸髄損傷(以下, 頸損と略す)者に対する理学療法を行うにあたって, 残存筋の筋力低下は最も大きな問題点である. 今回, 我々はこの筋力低下の状態を定量的, 定性的に把握する事を目的として, 等速性運動における頸損者の筋力を測定し, 検討を行なったので報告する. 〔対象と方法〕 当センター入院・入所中の頸損者10名(男性, 平均年令23.5才)および健常者10名(男性, 平均年令24.2才)について, 肘関節屈曲の筋力をCYBEX-IIを用いて測定した. 頸損者については左右でレベルが異なるため, 両上肢計20肢について測定を行なった.
ISSN:0289-3770