片麻痺患者における足関節軸の変位について
正常な足関節軸は, 水平面上において膝関節軸に対し約20~30°の外旋をなすと言われている. これは下腿の捻れTibiofibular torsionによるもので, Lehneisはこれを下肢装具の足継手紬に反映している. この角度には個人差がみられ, 装具製作時には角度を正確に測定する必要があるとされている. 今回我々は, 健常者と片麻痺患者において実際の下腿捻転度を測定するとともに麻痺が及ぼす足関節紬の変位について若干の知見を得たので報告する. <対象> 健常者30例(男6例, 女24例, 年齢57±15.9歳), 片麻痺患者80例(男42例, 女38例, 年齢66±11.5歳, 発症後期...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 1985, Vol.12 (suppl), p.170-170 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 正常な足関節軸は, 水平面上において膝関節軸に対し約20~30°の外旋をなすと言われている. これは下腿の捻れTibiofibular torsionによるもので, Lehneisはこれを下肢装具の足継手紬に反映している. この角度には個人差がみられ, 装具製作時には角度を正確に測定する必要があるとされている. 今回我々は, 健常者と片麻痺患者において実際の下腿捻転度を測定するとともに麻痺が及ぼす足関節紬の変位について若干の知見を得たので報告する. <対象> 健常者30例(男6例, 女24例, 年齢57±15.9歳), 片麻痺患者80例(男42例, 女38例, 年齢66±11.5歳, 発症後期間平均46.8ヵ月, 2~248ヵ月)であった. |
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ISSN: | 0289-3770 |