等速度運動機器による前腕筋の運動評価
目的 昨年本学会にて前腕肢位の違いによる肘関節筋の運動評価は, 坐位. 背臥位での姿勢の変化によりトルク値が中間位伸展での低速度の時に有意に差がみられ, また, 前腕肢位の違いにより筋トルク曲線, 最大トルク値, 最大トルク角度, トルク比などに違いがあることを報告した. 今回はさらに, 前腕回内. 回外筋について, 肘関節屈曲角度の変化と肩関節外転角度の変化について検討したので報告する. 方法 対象は, 前腕部に疾病の既往がなく, 徒手筋力テストにて正常と認められた健常男性10名を対象とした. 平均年令28.4才平均身長170.2cm平均体重64.1Kg利き手は, 全て右利きであった. 方法...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 1985, Vol.12 (suppl), p.81-81 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 目的 昨年本学会にて前腕肢位の違いによる肘関節筋の運動評価は, 坐位. 背臥位での姿勢の変化によりトルク値が中間位伸展での低速度の時に有意に差がみられ, また, 前腕肢位の違いにより筋トルク曲線, 最大トルク値, 最大トルク角度, トルク比などに違いがあることを報告した. 今回はさらに, 前腕回内. 回外筋について, 肘関節屈曲角度の変化と肩関節外転角度の変化について検討したので報告する. 方法 対象は, 前腕部に疾病の既往がなく, 徒手筋力テストにて正常と認められた健常男性10名を対象とした. 平均年令28.4才平均身長170.2cm平均体重64.1Kg利き手は, 全て右利きであった. 方法は, Lumex社製等速度運動機器CybexII230を用い坐位にて右前腕節を肩関節外転0°にて肘関節屈曲45°・90°・135°と肘関節屈曲90°にて肩関節外転O°・30°. 60°. 90°にて前腕回内. 回外を行ない測定した. 入力杵の回転速度は3RPM. 9RPM. 15RPM, ペーパー速度は5mm/secとした. 被検者には, 測定前最大努力にて前腕回内. 回外を行なわせ運動方法を理解させた. そして前腕完全回内位(O°)から完全回外位(180°)まで最大努力にて行なわせ, 180°回外後すみやかに0°まで回内させ, この運動を最低3回反復させた. それぞれの間には5分以上の休息を取った. |
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ISSN: | 0289-3770 |