小児救急患者の臨床統計的検討
救急医療は地域住民にとり重要で関心も高いと思われるが小児救急患者についての報告は少ない1, 2). 今回, われわれは当科における小児救急患者の実態について検討し, 若干の知見を得たので報告する. 対象および方法 2001年1月から2003年12月までの3年間に当院救急救命センター内の歯科口腔外科を受診した12歳以下の小児救急患者を対象とした. 救急カルテおよび外来カルテをもとに, 1)性, 年齢別患者数, 2)居住地および受診経路, 3)月別, 曜日別, 受診時刻別受診数, 4)疾患別, 5)外傷例の検討, 6)処置内容を検討した. 結果 1. 性, 年齢別患者数 対象とした3年間の成人を含...
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Veröffentlicht in: | 小児口腔外科 2004/06/25, Vol.14(1), pp.7-11 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 救急医療は地域住民にとり重要で関心も高いと思われるが小児救急患者についての報告は少ない1, 2). 今回, われわれは当科における小児救急患者の実態について検討し, 若干の知見を得たので報告する. 対象および方法 2001年1月から2003年12月までの3年間に当院救急救命センター内の歯科口腔外科を受診した12歳以下の小児救急患者を対象とした. 救急カルテおよび外来カルテをもとに, 1)性, 年齢別患者数, 2)居住地および受診経路, 3)月別, 曜日別, 受診時刻別受診数, 4)疾患別, 5)外傷例の検討, 6)処置内容を検討した. 結果 1. 性, 年齢別患者数 対象とした3年間の成人を含めた全救急患者は4,402例で, このうち小児は769例で17.7%を占めていた. 性別は男児455例, 女児314例で, 男女比は1.45:1であった. 年齢別では1~3歳台が392例で全体の半数以上を占めており, 特に1歳台が175例(22.7%)と最も多く受診していた(図1). |
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ISSN: | 0917-5261 1884-6661 |
DOI: | 10.11265/poms1991.14.7 |