4歳4か月男児に認められた顎下腺唾石症の1例
緒言 顎下腺唾石症は日常臨床において比較的多く遭遇する疾患であるが, 10歳未満の小児に発生することは稀である. また, 小児ではそのほとんどが, 導管の開口部付近に存在し1~5), 顎下腺体・導管移行部に存在することは極めて稀である. 今回私達は4歳男児の顎下腺移行部に発生し, 治療法として顎下腺とともに唾石を摘出した4歳男児の唾石症を経験したので報告する. 症例 患者:4歳4か月男児 初診:1996年10月16日 主訴:食事時の疼痛 家族歴, 既往歴:特記事項なし 現病歴:1996年9月頃より, 食事時に左側顎下部の腫脹, 疼痛を認めたため, 10月16日近医小児科を受診. 消炎処置を受け...
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Veröffentlicht in: | 小児口腔外科 2000/12/25, Vol.10(2), pp.88-93 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 緒言 顎下腺唾石症は日常臨床において比較的多く遭遇する疾患であるが, 10歳未満の小児に発生することは稀である. また, 小児ではそのほとんどが, 導管の開口部付近に存在し1~5), 顎下腺体・導管移行部に存在することは極めて稀である. 今回私達は4歳男児の顎下腺移行部に発生し, 治療法として顎下腺とともに唾石を摘出した4歳男児の唾石症を経験したので報告する. 症例 患者:4歳4か月男児 初診:1996年10月16日 主訴:食事時の疼痛 家族歴, 既往歴:特記事項なし 現病歴:1996年9月頃より, 食事時に左側顎下部の腫脹, 疼痛を認めたため, 10月16日近医小児科を受診. 消炎処置を受けるも症状軽快せず当科受診を勧められて来院した. |
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ISSN: | 0917-5261 1884-6661 |
DOI: | 10.11265/poms1991.10.88 |