当科における小児顎口腔領域疾患の臨床統計的検討
近年, 小児に対する関心は, 出生率の低下などに代表される最近の社会背景などにより複雑化してきている. 成長発育にある小児の特殊性からも小児疾患に対する対応は重要である. 今回われわれは, 山梨医科大学医学部附属病院歯科口腔外科における小児患者の動態を検討し, 顎口腔領域の小児疾患について, 過去約12年間の当科外来小児患者の臨床統計的観察を行ったので報告する. 対象および方法 山梨医科大学医学部附属病院の開院時の1983年10月から1995年12月までの12年3か月間に歯科口腔外科を受診した初診患者17730名のうち, 16歳未満の小児患者2186名(男児;1139名, 女児;1047名)を...
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Veröffentlicht in: | 小児口腔外科 1997-07, Vol.7 (1), p.22-28 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 近年, 小児に対する関心は, 出生率の低下などに代表される最近の社会背景などにより複雑化してきている. 成長発育にある小児の特殊性からも小児疾患に対する対応は重要である. 今回われわれは, 山梨医科大学医学部附属病院歯科口腔外科における小児患者の動態を検討し, 顎口腔領域の小児疾患について, 過去約12年間の当科外来小児患者の臨床統計的観察を行ったので報告する. 対象および方法 山梨医科大学医学部附属病院の開院時の1983年10月から1995年12月までの12年3か月間に歯科口腔外科を受診した初診患者17730名のうち, 16歳未満の小児患者2186名(男児;1139名, 女児;1047名)を対象とした. 方法は, 対象患者のカルテおよびエックス線写真等の資料から, 1.年度別患者数, 2.月別患者数, 3.年齢別・性別患者数, 4.顎口腔領域疾患の疾患別頻度, 5.入院, 6.来院経路, 7.在住都道府県について臨床統計的に検討した. |
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ISSN: | 0917-5261 |