萌出遅延をきたした第一大臼歯の3例

永久歯は通常ある一定の時期になると乳歯が脱落し, 萌出がみられる. しかし, 局所的原因あるいは全身的障害により, 乳歯の脱落がみられず, しばしば永久歯の萌出遅延が認められることがある. 今回, 乳歯脱落遅延の影響をうけない第一大臼歯の萌出遅延を3例経験したので報告する. 症例1:10歳女児. 6の未萌出を指摘され来院. 初診時X線撮影にて, 6は完全埋伏状態で, 歯冠周囲は境界明瞭な透過像で覆われていた. 外来局所麻酔下にて6部開窓術を施行, 矯正用フック, を装着したが, 牽引せずに7ケ月後には咬合位まで達した....

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Hauptverfasser: 太田智佳子, 沖津光久, 永峰浩一郎, 萩原寛司, 嶋田淳, 山本美朗, 葦沢健, 内海順夫
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:永久歯は通常ある一定の時期になると乳歯が脱落し, 萌出がみられる. しかし, 局所的原因あるいは全身的障害により, 乳歯の脱落がみられず, しばしば永久歯の萌出遅延が認められることがある. 今回, 乳歯脱落遅延の影響をうけない第一大臼歯の萌出遅延を3例経験したので報告する. 症例1:10歳女児. 6の未萌出を指摘され来院. 初診時X線撮影にて, 6は完全埋伏状態で, 歯冠周囲は境界明瞭な透過像で覆われていた. 外来局所麻酔下にて6部開窓術を施行, 矯正用フック, を装着したが, 牽引せずに7ケ月後には咬合位まで達した.
ISSN:0917-5261