対人遠隔作用実験における心拍分析

日本古来の技, 「遠当て」に関する二重盲検実験を行い, 受け手の心拍分析をした. 筆者らは武道熟達者二名を別室に分離隔離し通常の情報伝達を遮断した状態で, 一方の被験者(送信者)にランダムに80秒間に一回, 送気させ, これを他方の被験者(受信者)に受気させる試みを行わせた. この時, 被験者の送信時刻と受信時刻, 及び各種生理測定を行った. 受信者の心電R-R間隔を測り, 送信時刻前後と受信時刻前後の心拍変動を解析した. その結果, 送受時間差5秒以内の試行において, 送信時刻の前と後15秒間のR-R間隔変動係数に有意差が見られた. また, 受信時刻についても同様となった....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Journal of International Society of Life Information Science 2001, Vol.19 (2), p.466-472
Hauptverfasser: 田中昌孝, 山本幹男, 小久保秀之, 古角智子, 張トウ, デミトリ パルホモチュク, 河野貴美子, 相馬隆郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:日本古来の技, 「遠当て」に関する二重盲検実験を行い, 受け手の心拍分析をした. 筆者らは武道熟達者二名を別室に分離隔離し通常の情報伝達を遮断した状態で, 一方の被験者(送信者)にランダムに80秒間に一回, 送気させ, これを他方の被験者(受信者)に受気させる試みを行わせた. この時, 被験者の送信時刻と受信時刻, 及び各種生理測定を行った. 受信者の心電R-R間隔を測り, 送信時刻前後と受信時刻前後の心拍変動を解析した. その結果, 送受時間差5秒以内の試行において, 送信時刻の前と後15秒間のR-R間隔変動係数に有意差が見られた. また, 受信時刻についても同様となった.
ISSN:1341-9226