対人遠隔作用実験における受信者の脳波解析

通常の感覚伝達を遮断した2部屋に武道熟達者2名(送信者と受信者)を個別に隔離し、送信者から受信者へ遠隔作用を及ぼすという課題において、その送信時刻と受信時刻を記録し、送信者、受信者それぞれの各種生理変化も同時に測定した。本報告では、受信者脳波のθ、α帯域に関して、送信時刻の前後5秒間、計10秒間の、1秒毎の平均振幅の時系列変動を、安静閉眼時、実験中非送信時と比較分析した。安静閉眼時に比較し、θ波平均振幅はC_4、T_6極において有意に小さくなり、α波平均振幅はFp_1, Fp_2及びT_5極において有意に増大した。一方、実験中非送信時時間帯との比較では、α波平均振幅がT_5極に有意に増大し、T...

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Veröffentlicht in:Journal of International Society of Life Information Science 2001/09/01, Vol.19(2), pp.458-465
Hauptverfasser: 張, トウ, 山本, 幹男, 小久保, 秀之, 河野, 貴美子, 田中, 昌孝, 古角, 智子
Format: Artikel
Sprache:eng ; jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:通常の感覚伝達を遮断した2部屋に武道熟達者2名(送信者と受信者)を個別に隔離し、送信者から受信者へ遠隔作用を及ぼすという課題において、その送信時刻と受信時刻を記録し、送信者、受信者それぞれの各種生理変化も同時に測定した。本報告では、受信者脳波のθ、α帯域に関して、送信時刻の前後5秒間、計10秒間の、1秒毎の平均振幅の時系列変動を、安静閉眼時、実験中非送信時と比較分析した。安静閉眼時に比較し、θ波平均振幅はC_4、T_6極において有意に小さくなり、α波平均振幅はFp_1, Fp_2及びT_5極において有意に増大した。一方、実験中非送信時時間帯との比較では、α波平均振幅がT_5極に有意に増大し、T_6, O_1, O_2極に有意に小さくなる結果が得られた。
ISSN:1341-9226
2424-0761
DOI:10.18936/islis.19.2_458