練功者の生理測定(II)

著者らは, 気功初心者が練功を積む過程で, どの様な生理変化を示すか注目した. そして, 気功教室で気功を習い始めて約2ヶ月の被験者を2年間にわたって生理測定実験してきた. 実験項目は教室で行なう足揉み, 馬歩站とう功, 創美功(動功の1種)の各々閉眼と開眼であった. 測定項目は呼吸パターン, 心電であった. データ分析は2年間の3被験者の呼吸時間と心拍数について練功月数との相関, また, 閉眼と開眼の差について統計的検定を行った. その結果, 吸気時間の有意な延長が3被験者の足揉み開眼で共通してみられた. また, 他の実験項目においても吸気時間の延長傾向がみられた....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Journal of International Society of Life Information Science 2000, Vol.18 (2), p.383-394
Hauptverfasser: 田中昌孝, 小久保秀之, 古角智子, 山本幹男, 河野貴美子, 相馬隆郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:著者らは, 気功初心者が練功を積む過程で, どの様な生理変化を示すか注目した. そして, 気功教室で気功を習い始めて約2ヶ月の被験者を2年間にわたって生理測定実験してきた. 実験項目は教室で行なう足揉み, 馬歩站とう功, 創美功(動功の1種)の各々閉眼と開眼であった. 測定項目は呼吸パターン, 心電であった. データ分析は2年間の3被験者の呼吸時間と心拍数について練功月数との相関, また, 閉眼と開眼の差について統計的検定を行った. その結果, 吸気時間の有意な延長が3被験者の足揉み開眼で共通してみられた. また, 他の実験項目においても吸気時間の延長傾向がみられた.
ISSN:1341-9226