気功法および練功年数の違いにおける脳波の比較

気功法や練功年数の違いが脳波に如何に現れるか検討した. 実験は気功師の内気功(站粧功), 外気功(空勁功)および一般練功者(鍛練期間は17か月から3年)の内気功(真気運行法)である. 後頭部におけるα波は, 外気功中, 気功師では減少したが, 受け手は増大, また一般練功者の静功中は増大が認められた. 後頭部に対する前頭極のα波平均振幅値の比を計算したところ, 気功師はこの値が大きかった. 特に站粧功中は顕著に増大, 値は1より大きくなった(すなわち, α波は後頭部より前頭部に大). 練功者では練功年数が長いほどこの比が大きい傾向が見られた. α波の周波数は外気功では速く, 静かな気功ほど遅く...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Journal of International Society of Life Information Science 1997, Vol.15 (2), p.365-370
Hauptverfasser: 河野貴美子, 山本幹男, 小久保秀之, 境田英昭, 平田剛, 黄健, 柴剣宇
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:気功法や練功年数の違いが脳波に如何に現れるか検討した. 実験は気功師の内気功(站粧功), 外気功(空勁功)および一般練功者(鍛練期間は17か月から3年)の内気功(真気運行法)である. 後頭部におけるα波は, 外気功中, 気功師では減少したが, 受け手は増大, また一般練功者の静功中は増大が認められた. 後頭部に対する前頭極のα波平均振幅値の比を計算したところ, 気功師はこの値が大きかった. 特に站粧功中は顕著に増大, 値は1より大きくなった(すなわち, α波は後頭部より前頭部に大). 練功者では練功年数が長いほどこの比が大きい傾向が見られた. α波の周波数は外気功では速く, 静かな気功ほど遅くなる傾向がある. 周波数が遅くなった者では前頭中央部中心にθ波も現れていた.
ISSN:1341-9226