歩行動作の習熟に関する研究
近年リハビリテーション医学の分野では患者の障害の予後推定あるいは治療期間予測の客観的判断が求められてきている. そこで本研究では, 足関節固定歩行動作を分析した. 実験は健常成人5名(20-24歳)を対象とした. 床反力歩行自動解析システムを用い, 足関節固定には短下肢装具を用いた. 固定角度は(1)10度背屈位(2)底背屈中間位(3)5度底屈位の3条件で, それぞれ10回歩行を繰り返した. 歩行時間要素, 力学的要素などの19項目について測定し, 歩行繰り返し数に対して歩行要素累計平均値が両対数グラフ上で直線関係があるかを検討した. その結果, 歩行要素の大部分は対数線形的変化を示し, 訓練...
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Veröffentlicht in: | 運動生理 1990-05, Vol.5 (2), p.95-99 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 近年リハビリテーション医学の分野では患者の障害の予後推定あるいは治療期間予測の客観的判断が求められてきている. そこで本研究では, 足関節固定歩行動作を分析した. 実験は健常成人5名(20-24歳)を対象とした. 床反力歩行自動解析システムを用い, 足関節固定には短下肢装具を用いた. 固定角度は(1)10度背屈位(2)底背屈中間位(3)5度底屈位の3条件で, それぞれ10回歩行を繰り返した. 歩行時間要素, 力学的要素などの19項目について測定し, 歩行繰り返し数に対して歩行要素累計平均値が両対数グラフ上で直線関係があるかを検討した. その結果, 歩行要素の大部分は対数線形的変化を示し, 訓練期間設定, 予後予測等が可能なことが示唆された. |
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ISSN: | 0912-7100 |