Physiological Cost Indexによる歩行機能評価

片麻痺患者(43名)の歩行時のPhysiological Cost Indexを求め, Brunnstrom stageやADL, 一日の歩数などとの関係について検討した. 1. 片麻痺患者は, 健常者に比べP. C. I. が高値を示し, 歩行速度も遅い傾向を示した. 2. Brunnstromのstage IIIはstage IV, V, VIに比べP. C. I. が高く, 歩行速度が遅い傾向がみられた. 3. 片麻痺患者のP. C. I. は, ADLの下肢項目, 一日の歩数, APDLと密接な関係を示した. 片麻痺患者の運動処方を行うに際して, ROM訓練や神経筋再教育等の, imp...

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Veröffentlicht in:運動生理 1988, Vol.3 (1), p.3-6
Hauptverfasser: 長谷川博一, 勝田治己, 吉元洋一, 三井忠夫, 丹羽滋郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:片麻痺患者(43名)の歩行時のPhysiological Cost Indexを求め, Brunnstrom stageやADL, 一日の歩数などとの関係について検討した. 1. 片麻痺患者は, 健常者に比べP. C. I. が高値を示し, 歩行速度も遅い傾向を示した. 2. Brunnstromのstage IIIはstage IV, V, VIに比べP. C. I. が高く, 歩行速度が遅い傾向がみられた. 3. 片麻痺患者のP. C. I. は, ADLの下肢項目, 一日の歩数, APDLと密接な関係を示した. 片麻痺患者の運動処方を行うに際して, ROM訓練や神経筋再教育等の, impairment levelのみでなく, ADL訓練や歩行訓練等のdisability levelでの訓練を通して日常生活におけるactivityを高めることが重要であると考える.
ISSN:0912-7100