超音波診断装置を使用した棘上筋と棘下筋の筋輝度測定における検者内信頼性の検討

「要旨:」〔目的〕超音波診断装置を使用し, 棘上筋と棘下筋の筋輝度測定における検者内信頼性を検討した. 〔対象と方法〕対象は健常成人男性30名とし, 測定は超音波診断装置を使用した. 同日内と日間のそれぞれで, 級内相関係数(ICC)と最小可検変化量(MDC)の95%信頼区間(MDC95)を求めた. またBland-Altman分析を用いて系統誤差の有無を求めた. 〔結果〕日内測定でのICC(1,1)は, 棘上筋0.96, 棘下筋0.97, MDC95は棘上筋9.3, 棘下筋7.2, 日間測定でのICC(1,2)は, 棘上筋0.97, 棘下筋0.98, MDC95は棘上筋7.6, 棘下筋5.9...

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2022-10, Vol.37 (5), p.475-478
Hauptverfasser: 井上卓也, 宮崎純弥, 重藤隼人
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨:」〔目的〕超音波診断装置を使用し, 棘上筋と棘下筋の筋輝度測定における検者内信頼性を検討した. 〔対象と方法〕対象は健常成人男性30名とし, 測定は超音波診断装置を使用した. 同日内と日間のそれぞれで, 級内相関係数(ICC)と最小可検変化量(MDC)の95%信頼区間(MDC95)を求めた. またBland-Altman分析を用いて系統誤差の有無を求めた. 〔結果〕日内測定でのICC(1,1)は, 棘上筋0.96, 棘下筋0.97, MDC95は棘上筋9.3, 棘下筋7.2, 日間測定でのICC(1,2)は, 棘上筋0.97, 棘下筋0.98, MDC95は棘上筋7.6, 棘下筋5.9であった. 日内, 日間測定ともに系統誤差はなかった. 〔結語〕棘上筋と棘下筋の筋輝度測定は日内, 日間測定ともに信頼性の高い測定が可能であった.
ISSN:1341-1667