片側人工膝関節全置換術後患者の身体機能を評価するTimed Stair Testの検者内信頼性と構成概念妥当性の検討
〔目的〕片側人工膝関節全置換術(TKA)後患者の身体機能評価におけるTimed Stair Test(TST)の検者内信頼性と構成概念妥当性を検討すること.〔対象と方法〕片側TKA後患者のうち,信頼性は14名,妥当性は37名を研究対象者とした.練習用階段(蹴上げ15 cmと20 cm)を使用したTSTを行い,身体機能,患者背景因子を調査した.TSTスコアを従属変数とした重回帰分析を行った.〔結果〕TSTスコアの級内相関係数ICC(1,1)は,蹴上げ15 cmで0.893,蹴上げ20 cmで0.896であった.構成概念妥当性の検討において,両TSTスコアともに非術側膝関節伸展筋力と年齢が有意に関...
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Veröffentlicht in: | 理学療法科学 2022, Vol.37(2), pp.177-183 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 〔目的〕片側人工膝関節全置換術(TKA)後患者の身体機能評価におけるTimed Stair Test(TST)の検者内信頼性と構成概念妥当性を検討すること.〔対象と方法〕片側TKA後患者のうち,信頼性は14名,妥当性は37名を研究対象者とした.練習用階段(蹴上げ15 cmと20 cm)を使用したTSTを行い,身体機能,患者背景因子を調査した.TSTスコアを従属変数とした重回帰分析を行った.〔結果〕TSTスコアの級内相関係数ICC(1,1)は,蹴上げ15 cmで0.893,蹴上げ20 cmで0.896であった.構成概念妥当性の検討において,両TSTスコアともに非術側膝関節伸展筋力と年齢が有意に関連した.〔結語〕片側TKA後患者のTSTにおける信頼性と妥当性が確認でき,使用可能性が示された. |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.37.177 |