高齢入院患者における栄養評価指標としてのPhase angleの有用性

〔目的〕高齢入院患者における栄養評価指標としての位相角(PhA)の有用性を明らかにすること.〔対象と方法〕回復期リハビリテーション病棟に入院した患者207名(男性67名,女性140名)を分析対象とした.診療録よりPhAおよびその関連因子を後方視的に収集し,男女別にPhAと,基本属性,骨格筋指数,栄養評価指標,日常生活活動能力との関連性について検討した.〔結果〕男女ともにPhAと栄養評価指標に有意な関連が認められた.〔結語〕栄養評価指標が他の因子よりも強い関連を認めたことから,PhAは簡便かつ非侵襲的に栄養状態を評価するための指標になり得ることが示唆された....

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2022, Vol.37(1), pp.87-93
Hauptverfasser: 則竹, 賢人, 窪, 優太, 林, 尊弘, 山田, 和政
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕高齢入院患者における栄養評価指標としての位相角(PhA)の有用性を明らかにすること.〔対象と方法〕回復期リハビリテーション病棟に入院した患者207名(男性67名,女性140名)を分析対象とした.診療録よりPhAおよびその関連因子を後方視的に収集し,男女別にPhAと,基本属性,骨格筋指数,栄養評価指標,日常生活活動能力との関連性について検討した.〔結果〕男女ともにPhAと栄養評価指標に有意な関連が認められた.〔結語〕栄養評価指標が他の因子よりも強い関連を認めたことから,PhAは簡便かつ非侵襲的に栄養状態を評価するための指標になり得ることが示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.37.87