新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 流行初期における地域高齢者の健康関連QOL

要旨: 〔目的〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行での外出自粛下において, 地域高齢者の健康関連QOLを年齢階級別に流行前と比較すること. 〔対象と方法〕対象は過去に本校で実施された公開講座に参加した地域高齢者201名とし, 対象へ郵送して返送されたアンケート結果をCOVID-19流行前の公開講座で収集した結果と比較した. 調査項目は, 年齢, 直近1ヵ月での外出頻度, Short Form-36 item health survey ver.2 (SF-36)とした. 〔結果〕60歳代ではSF-36の「身体機能」で, 70歳代では「社会生活機能」と「心の健康」で有意に流行後の方...

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2020-12, Vol.35 (6), p.813-818
Hauptverfasser: 佐藤洋一郎, 大内潤子, 林裕子, 松原三智子, 山本道代, 真田博文, 和田直史
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:要旨: 〔目的〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行での外出自粛下において, 地域高齢者の健康関連QOLを年齢階級別に流行前と比較すること. 〔対象と方法〕対象は過去に本校で実施された公開講座に参加した地域高齢者201名とし, 対象へ郵送して返送されたアンケート結果をCOVID-19流行前の公開講座で収集した結果と比較した. 調査項目は, 年齢, 直近1ヵ月での外出頻度, Short Form-36 item health survey ver.2 (SF-36)とした. 〔結果〕60歳代ではSF-36の「身体機能」で, 70歳代では「社会生活機能」と「心の健康」で有意に流行後の方が流行前より得点が低かった. 80歳代では有意に異なった尺度はなかった. 〔結語〕本研究は, 非常時では高齢者に対して年齢階級によって異なる対応が求められることを示唆した.
ISSN:1341-1667