荷物所持方法の相違が足圧中心および上半身重心の動揺に与える影響
〔目的〕荷物所持方法の相違が足圧中心(COP)および上半身重心の動揺に与える影響を検討した.[対象と方法]健常成人男女22名とした.荷物所持は,無所持,リュック,手提げ鞄手持ち,手提げ鞄肩かけの4条件とした.COPの評価は,総軌跡長,左右・前後方向軌跡長を計測した.上半身重心動揺の評価は,加速度センサーを用いて左右および前後方向root mean square(RMS)を計測した.[結果]無所持と比較して他の3条件では,総軌跡長,左右および前後方向軌跡長が有意に低値を示した.前後方向RMSは,無所持と比較してリュック条件と手提げ鞄肩かけ条件で有意な低値を示した.[結語]リュック条件と手提げ鞄肩...
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Veröffentlicht in: | 理学療法科学 2020, Vol.35(6), pp.785-789 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 〔目的〕荷物所持方法の相違が足圧中心(COP)および上半身重心の動揺に与える影響を検討した.[対象と方法]健常成人男女22名とした.荷物所持は,無所持,リュック,手提げ鞄手持ち,手提げ鞄肩かけの4条件とした.COPの評価は,総軌跡長,左右・前後方向軌跡長を計測した.上半身重心動揺の評価は,加速度センサーを用いて左右および前後方向root mean square(RMS)を計測した.[結果]無所持と比較して他の3条件では,総軌跡長,左右および前後方向軌跡長が有意に低値を示した.前後方向RMSは,無所持と比較してリュック条件と手提げ鞄肩かけ条件で有意な低値を示した.[結語]リュック条件と手提げ鞄肩かけ条件は,立位前後方向の安定化に寄与する荷物所持方法である可能性が示唆された. |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.35.785 |