ハムストリングスに焦点を当てたストレッチと筋膜リリースの効果と比較検証

〔目的〕本研究の目的は,ストレッチと筋膜リリースの効果を比較することである.〔対象と方法〕健常成人16名を2群に8名ずつ割り付けた.評価指標は,SLRにおける最大挙上時の踵から床までの距離,最大挙上時のつっぱり感(VAS),心理的指標であるリラクセーション短縮版(S-MARE)を用いた.〔結果〕SLRとVASはストレッチ,筋膜リリースともに介入前後で有意な変化が認められ,SLRは増加,VASは減少を示した.S-MAREは筋膜リリースでのみ有意な変化が認められ,介入前後で増加を示した.〔結論〕本研究で検討した指標では,筋膜リリースが最も効果的であった.しかしながら,これらの知見だけでは有効性を断...

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2020, Vol.35(5), pp.647-651
Hauptverfasser: 片山, 慎吾, 竹重, 絢介, 佐伯, 美鈴, 古谷, 祥宏, 人見, 里絵, 星, 侑佑, 人見, 太一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕本研究の目的は,ストレッチと筋膜リリースの効果を比較することである.〔対象と方法〕健常成人16名を2群に8名ずつ割り付けた.評価指標は,SLRにおける最大挙上時の踵から床までの距離,最大挙上時のつっぱり感(VAS),心理的指標であるリラクセーション短縮版(S-MARE)を用いた.〔結果〕SLRとVASはストレッチ,筋膜リリースともに介入前後で有意な変化が認められ,SLRは増加,VASは減少を示した.S-MAREは筋膜リリースでのみ有意な変化が認められ,介入前後で増加を示した.〔結論〕本研究で検討した指標では,筋膜リリースが最も効果的であった.しかしながら,これらの知見だけでは有効性を断定できず,状況に応じて適切な介入を選択する必要があると考えられる.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.35.647