長距離ランナーにおけるMedial tibial stress syndromeと身体機能の関連

〔目的〕大学陸上長距離選手における脛骨過労性骨膜炎(medial tibial stress syndrome:MTSS)に関する傷害調査,MTSS既往に関する身体機能,特に下腿浮腫の影響を明らかにし,予防への示唆を与えること.〔対象と方法〕長距離選手50名にアンケート調査を行い,無作為に12名(男性6名,女性6名)を抽出し,各種測定を実施した.測定項目は,下腿体積,Shin oedema test(SOT),股関節内旋・外旋可動域,アーチ降下距離とした.〔結果〕MTSSの既往をもつ者は50名中40名であった.下腿体積の日内変動は,MTSS群はcontrol群と比較して高値を示した.その他の測...

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2020, Vol.35(3), pp.355-359
Hauptverfasser: 三好, 将太, 廣重, 陽介, 上久保, 利直, 山口, 衛里, 吉岡, 利貢, 白川, 泰山
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕大学陸上長距離選手における脛骨過労性骨膜炎(medial tibial stress syndrome:MTSS)に関する傷害調査,MTSS既往に関する身体機能,特に下腿浮腫の影響を明らかにし,予防への示唆を与えること.〔対象と方法〕長距離選手50名にアンケート調査を行い,無作為に12名(男性6名,女性6名)を抽出し,各種測定を実施した.測定項目は,下腿体積,Shin oedema test(SOT),股関節内旋・外旋可動域,アーチ降下距離とした.〔結果〕MTSSの既往をもつ者は50名中40名であった.下腿体積の日内変動は,MTSS群はcontrol群と比較して高値を示した.その他の測定項目に差は認められなかった.〔結語〕MTSS既往がある選手はむくみやすいこと,MTSSを発症しやすいことが示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.35.355