人工膝関節全置換術後1年から2年での患者満足度の変化に与える膝関節機能および身体能力の検討

〔目的〕人工膝関節全置換術(以下,TKA)後1年から2年の患者満足度の変化に与える膝関節機能および身体能力を検討した.〔対象と方法〕対象はTKA後2年が経過した57膝とした.評価項目はknee society score 2011(以下,KSS)による満足度,膝関節伸展筋力,膝関節屈曲可動域,膝関節伸展可動域,Timed Up And Go Test,5回椅子立ち上がりテストとした.各評価項目の変化率を算出し,KSSの満足度がTKA後2年で低下した群と向上した群と変化群に群分けした.そして膝関節機能や身体能力の変化率に関して群間比較した.〔結果〕膝関節伸展筋力の変化率において,満足度向上群が有...

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2018, Vol.33(3), pp.405-409
Hauptverfasser: 大八木, 博貴, 木下, 和昭, 石田, 一成, 柴沼, 均
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:〔目的〕人工膝関節全置換術(以下,TKA)後1年から2年の患者満足度の変化に与える膝関節機能および身体能力を検討した.〔対象と方法〕対象はTKA後2年が経過した57膝とした.評価項目はknee society score 2011(以下,KSS)による満足度,膝関節伸展筋力,膝関節屈曲可動域,膝関節伸展可動域,Timed Up And Go Test,5回椅子立ち上がりテストとした.各評価項目の変化率を算出し,KSSの満足度がTKA後2年で低下した群と向上した群と変化群に群分けした.そして膝関節機能や身体能力の変化率に関して群間比較した.〔結果〕膝関節伸展筋力の変化率において,満足度向上群が有意に高値を示した.〔結語〕TKA後1年から2年の満足度の変化は膝関節伸展筋力の変化と関連することが示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.33.405