理学療法学科1学年男子学生における精神的健康度と大学生活不安との関連

〔目的〕理学療法学科1年生の男子学生における精神的健康度と大学生活不安との関連を調査すること.〔対象〕平成27年2月に4年制大学の理学療法学科に在籍した1学年の男子学生44名(年齢19.0 ± 0.4歳)とした.〔方法〕コーネル・メディカル・インデックス(以下,CMI)による精神的健康度と大学生活不安尺度(以下,CLAS)を調査した.〔結果〕CMIにて25%の学生が神経症またはその可能性ありと分類された.これらの学生は,正常群と比べCLASの全ての下位尺度において有意に高値を示した.神経症傾向の学生は,人間関係での不安感,テスト中に不安感じていた.〔結語〕男子学生は,集団生活の中での自らの立場...

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2016, Vol.31(3), pp.435-438
Hauptverfasser: 菅沼, 一男, 平林, 茂, 金子, 千香, 高田, 治実, 江口, 英範, 芹田, 透
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:〔目的〕理学療法学科1年生の男子学生における精神的健康度と大学生活不安との関連を調査すること.〔対象〕平成27年2月に4年制大学の理学療法学科に在籍した1学年の男子学生44名(年齢19.0 ± 0.4歳)とした.〔方法〕コーネル・メディカル・インデックス(以下,CMI)による精神的健康度と大学生活不安尺度(以下,CLAS)を調査した.〔結果〕CMIにて25%の学生が神経症またはその可能性ありと分類された.これらの学生は,正常群と比べCLASの全ての下位尺度において有意に高値を示した.神経症傾向の学生は,人間関係での不安感,テスト中に不安感じていた.〔結語〕男子学生は,集団生活の中での自らの立場に不安に感じることが明らかになったことから,集団での活動に参加させ他者との交流に慣れさせる必要がある.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.31.435