生体センシング技術を使った仮想現実によるゲームが高齢者の運動機能に及ぼす影響について

〔目的〕 生体センシング技術を使ったゲームを高齢者に行わせ,仮想現実を利用したゲームが高齢者の運動機能にどう影響を及ぼすかを予備的調査した. 〔対象と方法〕高齢者23名に対し,ゲームシステムを週2回以上4週間実施した.4週間実施前後の①10m歩行②TUG③5 Step Testの3つのパフォーマンステストの結果およびゲームの測定機能を利用したゲームに対する平均反応速度とゲームの成功率について比較した.また,運動習慣等を知るためにアンケート調査を行った.〔結果〕②と③および平均反応速度・成功率に於いて施行後が施行前に比べ有意に向上していた.また,ゲーム完遂者に運動習慣があるものが有意に多かった....

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2015, Vol.30(6), pp.811-815
Hauptverfasser: 小貫, 睦巳, 有田, 元英, 井上, 悦治, 辻下, 守弘
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:〔目的〕 生体センシング技術を使ったゲームを高齢者に行わせ,仮想現実を利用したゲームが高齢者の運動機能にどう影響を及ぼすかを予備的調査した. 〔対象と方法〕高齢者23名に対し,ゲームシステムを週2回以上4週間実施した.4週間実施前後の①10m歩行②TUG③5 Step Testの3つのパフォーマンステストの結果およびゲームの測定機能を利用したゲームに対する平均反応速度とゲームの成功率について比較した.また,運動習慣等を知るためにアンケート調査を行った.〔結果〕②と③および平均反応速度・成功率に於いて施行後が施行前に比べ有意に向上していた.また,ゲーム完遂者に運動習慣があるものが有意に多かった.〔結語〕ゲーム後に運動機能は有意に改善したが,視聴覚機能やTVゲームの経験の有無に影響を受ける可能性が示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.30.811