腓腹筋の筋および腱におけるバリスティックストレッチングの影響

〔目的〕バリスティックストレッチング(BS)における腓腹筋の筋および腱への影響を検討すること.〔対象〕健常男性20名.〔方法〕BSは利き足の膝の屈伸運動を1 Hzのリズムで3分間行うことによって,非利き足の足関節を底背屈させた.内側腓腹筋筋腱移行部(MTJ)の位置を超音波診断装置を用いてストレッチング前後で計測した.自然立位中のMTJ位置とストレッチング前後のMTJ位置との差を筋伸張量として規定し,腱伸張量は推定した筋腱複合体の伸張量と筋伸張量から算出した.〔結果〕足関節背屈角度はBS後に有意に増加した.筋伸張量,腱伸張量はBS前後で有意差は認められなかった.〔結語〕本研究のBSにおける筋活動...

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2014, Vol.29(3), pp.443-447
Hauptverfasser: 早川, 省三, 寺田, 茂, 三秋, 泰一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕バリスティックストレッチング(BS)における腓腹筋の筋および腱への影響を検討すること.〔対象〕健常男性20名.〔方法〕BSは利き足の膝の屈伸運動を1 Hzのリズムで3分間行うことによって,非利き足の足関節を底背屈させた.内側腓腹筋筋腱移行部(MTJ)の位置を超音波診断装置を用いてストレッチング前後で計測した.自然立位中のMTJ位置とストレッチング前後のMTJ位置との差を筋伸張量として規定し,腱伸張量は推定した筋腱複合体の伸張量と筋伸張量から算出した.〔結果〕足関節背屈角度はBS後に有意に増加した.筋伸張量,腱伸張量はBS前後で有意差は認められなかった.〔結語〕本研究のBSにおける筋活動レベルでは形態的変化にまで至らないことが示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.29.443