健常男性における自転車エルゴメーター駆動中のChest Wall体積変化について
〔目的〕健常男性における自転車エルゴメーター駆動中のchest wall体積を,三次元動作解析装置を用いて測定し,その特徴を検討する.〔対象〕健常男性6人.〔方法〕ランプ負荷にて自転車エルゴメーターを症候限界域まで駆動させ,その間のchest wall体積を三次元動作解析装置を用いて測定した.〔結果〕安静時と比べて20%時以上の運動負荷強度で,終末吸気の体積変化では上部・下部胸郭体積が有意に増加し,終末呼気の体積変化では腹部体積の有意な減少が認められた.〔結語〕運動負荷強度の増加に伴うchest wall体積の変化は,終末吸気時には肋骨がより大きく引き上げられ,終末呼気時には腹部がより縮小する...
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Veröffentlicht in: | 理学療法科学 2014, Vol.29(2), pp.295-299 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 〔目的〕健常男性における自転車エルゴメーター駆動中のchest wall体積を,三次元動作解析装置を用いて測定し,その特徴を検討する.〔対象〕健常男性6人.〔方法〕ランプ負荷にて自転車エルゴメーターを症候限界域まで駆動させ,その間のchest wall体積を三次元動作解析装置を用いて測定した.〔結果〕安静時と比べて20%時以上の運動負荷強度で,終末吸気の体積変化では上部・下部胸郭体積が有意に増加し,終末呼気の体積変化では腹部体積の有意な減少が認められた.〔結語〕運動負荷強度の増加に伴うchest wall体積の変化は,終末吸気時には肋骨がより大きく引き上げられ,終末呼気時には腹部がより縮小することで,より大きな一回換気量を得ることが示唆された. |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.29.295 |