努力性呼吸運動による内腹斜筋の活性化と全身反応時間の短縮効果
〔目的〕努力性呼吸運動前後での内腹斜筋の筋活動と全身反応時間の変化を明らかにすることを目的とした.〔対象〕若年健常男性10名とした.〔方法〕2 m前方の赤色灯点灯後,可能な限り早く跳躍してもらい,光刺激から両足部離床までの時間と右側内腹斜筋の筋活動を記録した.努力性呼吸運動を行い,同様の跳躍課題を測定した.運動前後での全身反応時間,内腹斜筋収縮開始時期,そして内腹斜筋活動最大時期を比較した.〔結果〕全身反応時間は運動前後で342.7 msecから329.9 msecになり,有意差が認められた.内腹斜筋活動最大時期は運動前後で170.0 msecから148.0 msecになり,有意差が認められた...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 理学療法科学 2012, Vol.27(5), pp.525-527 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 〔目的〕努力性呼吸運動前後での内腹斜筋の筋活動と全身反応時間の変化を明らかにすることを目的とした.〔対象〕若年健常男性10名とした.〔方法〕2 m前方の赤色灯点灯後,可能な限り早く跳躍してもらい,光刺激から両足部離床までの時間と右側内腹斜筋の筋活動を記録した.努力性呼吸運動を行い,同様の跳躍課題を測定した.運動前後での全身反応時間,内腹斜筋収縮開始時期,そして内腹斜筋活動最大時期を比較した.〔結果〕全身反応時間は運動前後で342.7 msecから329.9 msecになり,有意差が認められた.内腹斜筋活動最大時期は運動前後で170.0 msecから148.0 msecになり,有意差が認められた.〔結語〕努力性呼吸運動は,内腹斜筋活動最大時期を改善させ,より素早い垂直跳び動作を可能とした. |
---|---|
ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.27.525 |