在宅脳卒中患者の生活範囲は日常生活活動能力の変化に影響する

〔目的〕本研究は,在宅脳卒中患者におけるADL能力の変化に関連する生活範囲の影響について検討することであった.〔対象〕在宅脳卒中患者117名とした.〔方法〕質問紙を用いて,1年間の追跡調査を実施した.また,町内までの活動を1~3回/週以上・未満で高活動者と低活動者に分類した.統計解析は,対応のないt検定,Mann-WhitneyのU検定,相関分析,重回帰分析を行った.〔結果〕BIの変化量は,低活動者,要介護認定有りの対象者が有意に低値を認め,生活範囲が独立した因子として抽出された.〔結語〕在宅脳卒中患者に対してADL能力の維持・向上させるためには,町内までの活動を1~3回/週以上行うことが必要...

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2012, Vol.27(4), pp.465-468
Hauptverfasser: 浜岡, 克伺, 吉本, 好延, 橋本, 豊年, 佐藤, 厚
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:〔目的〕本研究は,在宅脳卒中患者におけるADL能力の変化に関連する生活範囲の影響について検討することであった.〔対象〕在宅脳卒中患者117名とした.〔方法〕質問紙を用いて,1年間の追跡調査を実施した.また,町内までの活動を1~3回/週以上・未満で高活動者と低活動者に分類した.統計解析は,対応のないt検定,Mann-WhitneyのU検定,相関分析,重回帰分析を行った.〔結果〕BIの変化量は,低活動者,要介護認定有りの対象者が有意に低値を認め,生活範囲が独立した因子として抽出された.〔結語〕在宅脳卒中患者に対してADL能力の維持・向上させるためには,町内までの活動を1~3回/週以上行うことが必要であると示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.27.465