伸張性テープの皮膚への貼付による歩行中膝関節角度の変動パターン

〔目的〕歩行中の膝関節角度の変動パターンが,伸張性テープを大腿前面に貼付することによりどのように変化するかを確認すること.〔対象〕通常歩行中の膝関節角度の変動パターンが,正常とされるパターンではないタイプを示す10名.〔方法〕通常の歩行と,伸張性テープを大腿前面に貼付した状態での歩行を行わせ,歩行中の膝関節角度を電子角度計で測定した.膝関節角度の時間的変化をグラフ化し正常な変動パターンとの比較をした.〔結果〕10名中6名においては膝関節角度の変化が改善され正常なパターンに近似するものとなっていた.〔結語〕伸張性テープを大腿前面に貼付することにより,歩行中の膝関節角度の変動パターンは変化した.膝...

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2012, Vol.27(3), pp.285-289
Hauptverfasser: 山本, 洋之, 柳田, 泰義
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕歩行中の膝関節角度の変動パターンが,伸張性テープを大腿前面に貼付することによりどのように変化するかを確認すること.〔対象〕通常歩行中の膝関節角度の変動パターンが,正常とされるパターンではないタイプを示す10名.〔方法〕通常の歩行と,伸張性テープを大腿前面に貼付した状態での歩行を行わせ,歩行中の膝関節角度を電子角度計で測定した.膝関節角度の時間的変化をグラフ化し正常な変動パターンとの比較をした.〔結果〕10名中6名においては膝関節角度の変化が改善され正常なパターンに近似するものとなっていた.〔結語〕伸張性テープを大腿前面に貼付することにより,歩行中の膝関節角度の変動パターンは変化した.膝関節角度の変化は随意的な筋力調整ではなく,皮膚からの刺激により反射的な張力の変化が生じた可能性が示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.27.285