足趾運動の運動強度と脳活動量の関係: 近赤外分光法による検討

〔目的〕本研究は足趾運動において運動課題や運動強度とNIRSで得られる脳活動の関係について検討をおこなった.〔対象〕健常成人12名(男性5名,女性7名,年齢26.9±5.3歳)とした.〔方法〕運動課題は,右足趾の等張性収縮運動と等尺性収縮運動とし,運動強度を最大強度と中等度強度とした.〔結果〕等張性収縮運動では運動強度に依存して運動関連領域の活動領域が広がり,活動振幅もより高くなった.一方,等尺性収縮運動では運動強度に依存した活動領域と活動振幅の違いがみられなかった.〔結語〕一側性足趾運動におけるNIRSで得られる信号は,運動課題や運動強度の影響を受けることが明らかになった....

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2012, Vol.27(2), pp.165-170
Hauptverfasser: 石坂, 正大, 武田, 湖太郎, 下井, 俊典, 丸山, 仁司
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕本研究は足趾運動において運動課題や運動強度とNIRSで得られる脳活動の関係について検討をおこなった.〔対象〕健常成人12名(男性5名,女性7名,年齢26.9±5.3歳)とした.〔方法〕運動課題は,右足趾の等張性収縮運動と等尺性収縮運動とし,運動強度を最大強度と中等度強度とした.〔結果〕等張性収縮運動では運動強度に依存して運動関連領域の活動領域が広がり,活動振幅もより高くなった.一方,等尺性収縮運動では運動強度に依存した活動領域と活動振幅の違いがみられなかった.〔結語〕一側性足趾運動におけるNIRSで得られる信号は,運動課題や運動強度の影響を受けることが明らかになった.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.27.165