理学療法教育におけるeラーニング実践の紹介: インストラクショナルデザインの手法を導入して

〔目的〕Instructional Design(ID)を用いて授業開発・改善に取り組んだ実践を紹介することである。〔実践〕2008年4月21日から同7月22日までの93日間,メディア教育開発センター(NIME)の「実践IDセミナー」を受講しトレーニングを積み,同年の後期の「内部障害」の教科においてeラーニングを実践した。教育理念・人材育成ビジョンを具体的にして学習ニーズを把握することにより教育上必要なタキソノミーの項目を絞ることが可能になった。また,授業開始前からゴール・解決策を明らかにし,授業のシナリオを描くことで授業の進行に余裕が持てるようになった。〔結語〕IDは現在のような養成校の増加...

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2009, Vol.24(6), pp.935-939
1. Verfasser: 小貫, 睦巳
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕Instructional Design(ID)を用いて授業開発・改善に取り組んだ実践を紹介することである。〔実践〕2008年4月21日から同7月22日までの93日間,メディア教育開発センター(NIME)の「実践IDセミナー」を受講しトレーニングを積み,同年の後期の「内部障害」の教科においてeラーニングを実践した。教育理念・人材育成ビジョンを具体的にして学習ニーズを把握することにより教育上必要なタキソノミーの項目を絞ることが可能になった。また,授業開始前からゴール・解決策を明らかにし,授業のシナリオを描くことで授業の進行に余裕が持てるようになった。〔結語〕IDは現在のような養成校の増加に伴う教員不足・教育の質の低下に対する教育効果を高める上で有意義であり,IDを上手に活かして古典的な教育手法から脱却しFD(Faculty Development)のように客観的な結果を出せる教育手法のひとつとして今後活用していく必要性が高いと考えるものである。
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.24.935