肥満児の身体能力特性: 等尺性膝伸展筋力・片脚立位時間における検討
〔目的〕肥満児の下肢筋力及びバランス能力を評価し,非肥満児と比較検討することにより肥満児の身体能力特性を把握し,運動療法プログラムの一助とすることである。〔対象〕小学生高学年(9-12歳)肥満群13名,非肥満群60名である。〔方法〕肥満群・非肥満群において,等尺性膝伸展筋力及び開眼・閉眼片脚立位時間を評価した。〔結果〕肥満群は有意に閉眼片脚立位時間が低下していたが,両群における等尺性膝伸展筋力と片脚立位時間の間に関連性は認めなかった。〔考察〕閉眼片脚立位時間が低下していた一要因として,等尺性膝伸展筋力の関与は認めず,肥満児の体型が関与していることが考えられた。肥満児に対する運動療法の考慮点とし...
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Veröffentlicht in: | 理学療法科学 2009, Vol.24(4), pp.543-547 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 〔目的〕肥満児の下肢筋力及びバランス能力を評価し,非肥満児と比較検討することにより肥満児の身体能力特性を把握し,運動療法プログラムの一助とすることである。〔対象〕小学生高学年(9-12歳)肥満群13名,非肥満群60名である。〔方法〕肥満群・非肥満群において,等尺性膝伸展筋力及び開眼・閉眼片脚立位時間を評価した。〔結果〕肥満群は有意に閉眼片脚立位時間が低下していたが,両群における等尺性膝伸展筋力と片脚立位時間の間に関連性は認めなかった。〔考察〕閉眼片脚立位時間が低下していた一要因として,等尺性膝伸展筋力の関与は認めず,肥満児の体型が関与していることが考えられた。肥満児に対する運動療法の考慮点として,バランストレーニングを単一的に行うのではなく,肥満体型の改善を目的とした運動療法プログラムを考慮すべきである。 |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.24.543 |