脳卒中片麻痺患者に対するSingle Side Step Testの信頼性および妥当性に関する検討

〔目的〕脳卒中患者を対象にSingle Side-Step Test(SSST)の検者内・検者間再現性および麻痺側下肢の荷重能力との妥当性について検討した。〔対象〕妥当性の検討は脳卒中患者27名を対象とし,うち18名において再現性の検討を行った。〔方法〕SSSTにより非麻痺側への一歩の最大サイドステップ距離(Maxima Side Step Length:MSSL)を測定した。麻痺側下肢の最大荷重率は床反力計により求めた。〔結果〕MSSLの検者内,検者間再現性は良好であり,MSSLは麻痺側下肢の最大荷重率と中等度の相関関係にあった。〔結語〕SSSTは脳卒中患者における麻痺側下肢の荷重能力の一部...

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2009, Vol.24(3), pp.417-421
Hauptverfasser: 岡田, 洋平, 古手川, 登, 生野, 公貴, 高取, 克彦, 梛野, 浩司, 徳久, 謙太郎, 鶴田, 佳世, 小嶌, 康介, 中村, 潤二, 三ツ川, 拓治, 庄本, 康治
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕脳卒中患者を対象にSingle Side-Step Test(SSST)の検者内・検者間再現性および麻痺側下肢の荷重能力との妥当性について検討した。〔対象〕妥当性の検討は脳卒中患者27名を対象とし,うち18名において再現性の検討を行った。〔方法〕SSSTにより非麻痺側への一歩の最大サイドステップ距離(Maxima Side Step Length:MSSL)を測定した。麻痺側下肢の最大荷重率は床反力計により求めた。〔結果〕MSSLの検者内,検者間再現性は良好であり,MSSLは麻痺側下肢の最大荷重率と中等度の相関関係にあった。〔結語〕SSSTは脳卒中患者における麻痺側下肢の荷重能力の一部を反映する可能性があると考えられる。
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.24.417