健常成人男性における両脚および片脚等速性脚伸展筋力と運動能力との関係

[目的]本研究では,健常成人男性において両脚および片脚での脚伸展筋力の特性を調べ,脚伸展筋を要する運動能力の効果的かつ効率的な向上の方法を提案することを目的とした。[対象]対象は健常成人男性28名であった。[方法]対象者の両脚および片脚の等速性脚伸展筋力を体重で除した値(以下,レッグパワー)を測定した。また運動能力のテストとして,垂直跳び,立ち幅跳び,反復横跳び,フルスクワット30回連続遂行時間を測定した。[結果]垂直跳び,立ち幅跳び,反復横跳びの値は,両脚,支持脚,非支持脚の各レッグパワーおよび支持脚・非支持脚レッグパワーの和との間にそれぞれ有意な相関が認められた。フルスクワットの値は支持脚...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法科学 2009, Vol.24(2), pp.143-146
Hauptverfasser: 今, 直樹, 高見, 彰淑, 皆方, 伸, 佐々木, 誠
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:[目的]本研究では,健常成人男性において両脚および片脚での脚伸展筋力の特性を調べ,脚伸展筋を要する運動能力の効果的かつ効率的な向上の方法を提案することを目的とした。[対象]対象は健常成人男性28名であった。[方法]対象者の両脚および片脚の等速性脚伸展筋力を体重で除した値(以下,レッグパワー)を測定した。また運動能力のテストとして,垂直跳び,立ち幅跳び,反復横跳び,フルスクワット30回連続遂行時間を測定した。[結果]垂直跳び,立ち幅跳び,反復横跳びの値は,両脚,支持脚,非支持脚の各レッグパワーおよび支持脚・非支持脚レッグパワーの和との間にそれぞれ有意な相関が認められた。フルスクワットの値は支持脚レッグパワーおよび支持脚・非支持脚レッグパワーの和との間にそれぞれ有意な相関が認められた。[結語]運動課題の種類によって要求される脚の伸展筋力は異なり,成績向上を効果的にするためには運動の種類にあったトレーニング方法の選択が必要であると考えられた。
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.24.143