軟部組織硬度計による模擬軟部組織モデル測定時の信頼性の検討

〔目的〕本研究では,軟部組織硬度計による軟部組織模擬モデル測定時の信頼性を検討した。〔対象〕本研究に同意を得た理学療法士養成校に所属する男子学生10名とした。〔方法〕軟部組織硬度計(特殊計測社製;TK-03C)は荷重と変位を同時に測定することが可能なものを使用した。10名の検査者が3種類の異なるサンプル(1:ポリウレタン素材,2-3:粘弾性高分子化合物;ソルボ素材)をそれぞれ7回反復測定させ,荷重10 N時の変位値(mm)を求めた。〔結果〕サンプル測定時の変動係数(変動範囲)は,それぞれ5.3(2.6-10.0)%,3.9(2.3-6.1)%,5.0(2.2-9.2)%であった。検査者内信頼性...

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2009, Vol.24(1), pp.31-34
Hauptverfasser: 高梨, 晃, 烏野, 大, 加藤, 宗規, 小沼, 亮, 塩田, 琴美, 松田, 雅弘, 宮島, 恵樹, 坂上, 昇, 細田, 昌孝, 相澤, 純也, 磯崎, 弘司, 大津, こうじ
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕本研究では,軟部組織硬度計による軟部組織模擬モデル測定時の信頼性を検討した。〔対象〕本研究に同意を得た理学療法士養成校に所属する男子学生10名とした。〔方法〕軟部組織硬度計(特殊計測社製;TK-03C)は荷重と変位を同時に測定することが可能なものを使用した。10名の検査者が3種類の異なるサンプル(1:ポリウレタン素材,2-3:粘弾性高分子化合物;ソルボ素材)をそれぞれ7回反復測定させ,荷重10 N時の変位値(mm)を求めた。〔結果〕サンプル測定時の変動係数(変動範囲)は,それぞれ5.3(2.6-10.0)%,3.9(2.3-6.1)%,5.0(2.2-9.2)%であった。検査者内信頼性は,10人全てがICC(1·1)=0.97以上であった。また,検査者間信頼性はICC(2·1)=0.96であった。さらに,すべてのサンプル間で硬度に有意差を認めた(p
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.24.31