肩関節可動域訓練方法の違いについて: 最終可動域角度・痛みの程度を中心に
「A法:各患者の快適挙上運動軌跡を確認し,その運動軌跡を目安に行うROM訓練」と「B法:最終域まで,一定の水平内転角度での挙上(ROM訓練)」を同一患者に施行し,最終可動域角度・最終域での痛みの違いについて比較検討することを目的とした。肩関節周囲炎の診断を受けた患者30名を対象とした。診断日より平均64.7±28.5日経過した患者であった。本研究より,A法の方が最終可動域角度は大きく,最終域での痛みは少ないという結果となった。本研究結果より,肩関節周囲炎の患者にROM訓練を施行する際,患者ごとの快適挙上運動軌跡を事前に確認してから行うことが有用であることが示唆された。...
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Veröffentlicht in: | 理学療法科学 2007, Vol.22(4), pp.483-487 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「A法:各患者の快適挙上運動軌跡を確認し,その運動軌跡を目安に行うROM訓練」と「B法:最終域まで,一定の水平内転角度での挙上(ROM訓練)」を同一患者に施行し,最終可動域角度・最終域での痛みの違いについて比較検討することを目的とした。肩関節周囲炎の診断を受けた患者30名を対象とした。診断日より平均64.7±28.5日経過した患者であった。本研究より,A法の方が最終可動域角度は大きく,最終域での痛みは少ないという結果となった。本研究結果より,肩関節周囲炎の患者にROM訓練を施行する際,患者ごとの快適挙上運動軌跡を事前に確認してから行うことが有用であることが示唆された。 |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.22.483 |