精神科病院在院患者における転倒状況と身体運動能力について

精神科病院在院患者30名を対象に,日常生活状況,転倒状況,身体バランス能力,歩行能力および骨密度を調査した。28名が院内を,2名が病室内を主たる生活活動場所としていた。30名中4名(13.3%)が転倒を経験していた。身体バランス能力は転倒経験を有する虚弱高齢者と同等レベルであった。最大歩行速度と骨密度はともに同年齢者と比較して低値であった。高齢化が進む精神科領域において,身体運動能力の改善と生活活動範囲の拡大を図っていく上で,今後,理学療法士の積極的な介入が求められる。...

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2007, Vol.22(2), pp.267-271
Hauptverfasser: 山田, 和政, 岩井, 和子, 梶野, しず江, 宮田, しのぶ, 粕谷, 信子, 長岡, 美月, 堀口, 亜由美
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:精神科病院在院患者30名を対象に,日常生活状況,転倒状況,身体バランス能力,歩行能力および骨密度を調査した。28名が院内を,2名が病室内を主たる生活活動場所としていた。30名中4名(13.3%)が転倒を経験していた。身体バランス能力は転倒経験を有する虚弱高齢者と同等レベルであった。最大歩行速度と骨密度はともに同年齢者と比較して低値であった。高齢化が進む精神科領域において,身体運動能力の改善と生活活動範囲の拡大を図っていく上で,今後,理学療法士の積極的な介入が求められる。
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.22.267