自転車エルゴメータにおけるペダルの回転数の違いが体に及ぼす影響-心拍一定負荷による検討

本研究では自転車エルゴメータを用い, ペダルの回転数の違いが酸素摂取量(VO2/W)および平均動脈圧(MAP)へ与える影響について検討した. 対象は若年健常男性14名で, ペダルの回転数は60rpmと80rpmに設定した. 方法は3分間の安静の後, 5分間のウォーミングアップ(W-up)を含む計25分間の運動を実施した. 運動強度は目標心拍数が(220-年齢)×0.6となる心拍一定負荷とし, 安静, W-up, 20分間の運動時で1分毎にVO2/W, 血圧を測定した. また, 心拍一定負荷による20分間の運動を5分毎の4stageに分類し, stageごとの平均値を比較した. その結果, VO...

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2007, Vol.22 (2), p.215-218
Hauptverfasser: 矢部広樹, 今井正樹, 久保裕介, 安田幸平, 西田裕介
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本研究では自転車エルゴメータを用い, ペダルの回転数の違いが酸素摂取量(VO2/W)および平均動脈圧(MAP)へ与える影響について検討した. 対象は若年健常男性14名で, ペダルの回転数は60rpmと80rpmに設定した. 方法は3分間の安静の後, 5分間のウォーミングアップ(W-up)を含む計25分間の運動を実施した. 運動強度は目標心拍数が(220-年齢)×0.6となる心拍一定負荷とし, 安静, W-up, 20分間の運動時で1分毎にVO2/W, 血圧を測定した. また, 心拍一定負荷による20分間の運動を5分毎の4stageに分類し, stageごとの平均値を比較した. その結果, VO2/WはStage1で80rpmの方が有意に高く, MAPは全てのstageで80rpmの方が有意に低くなった. したがって, 80rpmでの運動の方が効率よく安全に実施できると考えられる.
ISSN:1341-1667