円背姿勢が呼吸循環反応ならびに運動耐容能に 及ぼす影響

本研究の目的は,健常人において操作的に作った円背姿勢で,姿勢変化による筋収縮様式を含めた,より円背を有する者に近い状態での運動負荷試験を行ない,円背姿勢が呼吸循環反応ならびに運動耐容能に及ぼす影響について,検討することである。健常若年女性9名を対象に,円背条件と無条件の2条件で,安静時の肺機能検査及び胸郭拡張差,運動時の呼吸応答,血圧,自覚的運動強度を測定し,比較した。その結果,円背条件では無条件と比較して安静時に酸素脈(O 2pulse),一回換気量(TV),酸素摂取量(VO2及びVO 2/kg)が有意に高かったが(p...

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Veröffentlicht in:理学療法科学 2003, Vol.18(4), pp.187-191
Hauptverfasser: 草苅, 佳子, 佐々木, 誠
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本研究の目的は,健常人において操作的に作った円背姿勢で,姿勢変化による筋収縮様式を含めた,より円背を有する者に近い状態での運動負荷試験を行ない,円背姿勢が呼吸循環反応ならびに運動耐容能に及ぼす影響について,検討することである。健常若年女性9名を対象に,円背条件と無条件の2条件で,安静時の肺機能検査及び胸郭拡張差,運動時の呼吸応答,血圧,自覚的運動強度を測定し,比較した。その結果,円背条件では無条件と比較して安静時に酸素脈(O 2pulse),一回換気量(TV),酸素摂取量(VO2及びVO 2/kg)が有意に高かったが(p
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.18.187