前十字靭帯損傷患者における膝動揺性計測の信頼性と評価指標
前十字靭帯損傷患者の動作時の不安定感に影響を及ぼす要因を明らかにすることを目的として, 前十字靭帯損傷者26名を対象に膝動揺性測定の信頼性と, 各指標間の関連性を検討し, 動作時の自覚症状から膝動揺性と筋力について比較した. 膝動揺性の計測ではICCで0.8以上得られる指標が多かった. 各指標間の関連では脛骨変位量とStiffnessとは相関が高かったが両者の変化は一様ではなく, 膝動揺性には質的評価も必要と思われた. また, 不安定感の要因を膝動揺性と筋力の側面からみると, 膝動揺性では133N負荷時の変位量とStiffnessで有意差があり, 筋力では低速度, 伸展筋群で有意差が認められた...
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Veröffentlicht in: | 理学療法科学 1999-02, Vol.14 (1), p.3-9 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 前十字靭帯損傷患者の動作時の不安定感に影響を及ぼす要因を明らかにすることを目的として, 前十字靭帯損傷者26名を対象に膝動揺性測定の信頼性と, 各指標間の関連性を検討し, 動作時の自覚症状から膝動揺性と筋力について比較した. 膝動揺性の計測ではICCで0.8以上得られる指標が多かった. 各指標間の関連では脛骨変位量とStiffnessとは相関が高かったが両者の変化は一様ではなく, 膝動揺性には質的評価も必要と思われた. また, 不安定感の要因を膝動揺性と筋力の側面からみると, 膝動揺性では133N負荷時の変位量とStiffnessで有意差があり, 筋力では低速度, 伸展筋群で有意差が認められた. |
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ISSN: | 1341-1667 |