72.手術医療材料の見直し : 自己血回収装置の検討(第81回 日本医科器械学会大会 一般演題講演集)

1. はじめに 診療報酬の引き下げに対して, 医療の質を保持しながら患者の安全を最優先にした医療を実現するため, 医療材料や使用薬剤の見直し等が全国の医療機関で検討されている. 高額な医療材料や薬剤は, 包括医療のもとでは医療比率を上げ, 健全な病院経営の妨げになる可能性があり, 対策の実施は急務となっている. 手術に関する材料費は, 特定医療材料と手術, 処置料に含まれる一般医療材料とがある. 後者のなかには使用時の条件によって保険請求が異なるものがあり, 使用にあたっては, 手術実績等の検討を踏まえての対応が必要である. 今回, 当院の手術材料の見直しに際して, 自己血回収装置について検討...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医科器械学 2006/10/01, Vol.76(10), pp.666-667
Hauptverfasser: 西村, チエ子, 古畑, 貞彦, 西原, 三枝子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:1. はじめに 診療報酬の引き下げに対して, 医療の質を保持しながら患者の安全を最優先にした医療を実現するため, 医療材料や使用薬剤の見直し等が全国の医療機関で検討されている. 高額な医療材料や薬剤は, 包括医療のもとでは医療比率を上げ, 健全な病院経営の妨げになる可能性があり, 対策の実施は急務となっている. 手術に関する材料費は, 特定医療材料と手術, 処置料に含まれる一般医療材料とがある. 後者のなかには使用時の条件によって保険請求が異なるものがあり, 使用にあたっては, 手術実績等の検討を踏まえての対応が必要である. 今回, 当院の手術材料の見直しに際して, 自己血回収装置について検討を行った.
ISSN:0385-440X
1881-4875
DOI:10.4286/ikakikaigaku.76.10_666