44.輸液ポンプの流量精度の変化(第81回 日本医科器械学会大会 一般演題講演集)

【はじめに】今まで微量注入や小児への注入には, シリンジポンプを使用してきた. しかし最近では, 輸液ポンプの注入精度が上がってきたことからか, 小児や微量注入に輸液ポンプを使用することが多くなってきている. 輸液ポンプには, 汎用タイプの滴数制御型と専用タイプの流量制御型の機種がある. 前者は, 薬液の粘性が高いと注入量が増加してしまう欠点があるが, 比較的に安価である. 後者は, 薬液の粘性の違いに影響されないが, 高価である欠点がある. このようなポンプの特性を知らないまま使用することは危険である. 輸液ポンプの流量精度に影響を与える原因として, 装着ミスや輸液セットの使用方法の誤り,...

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Veröffentlicht in:医科器械学 2006/10/01, Vol.76(10), pp.620-621
Hauptverfasser: 古畑, 貞彦, 窪谷, 征紀, 澤谷, ゆき江
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【はじめに】今まで微量注入や小児への注入には, シリンジポンプを使用してきた. しかし最近では, 輸液ポンプの注入精度が上がってきたことからか, 小児や微量注入に輸液ポンプを使用することが多くなってきている. 輸液ポンプには, 汎用タイプの滴数制御型と専用タイプの流量制御型の機種がある. 前者は, 薬液の粘性が高いと注入量が増加してしまう欠点があるが, 比較的に安価である. 後者は, 薬液の粘性の違いに影響されないが, 高価である欠点がある. このようなポンプの特性を知らないまま使用することは危険である. 輸液ポンプの流量精度に影響を与える原因として, 装着ミスや輸液セットの使用方法の誤り, ポンプへの衝撃や汚れなどがある. さらに, 流量精度はメーカーの違いによってもポンプ性能に差があることが判っている. JIS規格が定める検定方法において流量精度が良いポンプでも, 注入条件が変わると流量に違いを生じることがある. 今回は, 注入圧によって流量精度がどのように変化するのか, 流量精度に定評がある輸液ポンプを用いて比較を行った.
ISSN:0385-440X
1881-4875
DOI:10.4286/ikakikaigaku.76.10_620