36.臨床工学技士養成校卒業研究におけるME機器制作の実態報告(第81回 日本医科器械学会大会 一般演題講演集)
1. はじめに 日本工学院専門学校臨床工学科では, 臨床工学技士養成開設当初(1987年)より, その3年制カリキュラムに『卒業研究』(以下, 卒研)を取り入れ, 教育指導を行ってきた. 平成16年度以前の臨床工学技士養成カリキュラムでは, 定められた3000時間の履修時間の「その他選択必修科目330時間」の中で60時間を卒研として実施してきた. 平成16年にカリキュラム大綱化が行われた後では, 基礎分野の「科学的思考の基盤(14単位)」の中で, 2単位を卒研として実施している. 臨床工学技士資格取得を行う専門課程において卒研実施の目的は, 以下の3点に集約されると考えられる. 1)臨床工学科...
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Veröffentlicht in: | 医科器械学 2006/10/01, Vol.76(10), pp.605-607 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 1. はじめに 日本工学院専門学校臨床工学科では, 臨床工学技士養成開設当初(1987年)より, その3年制カリキュラムに『卒業研究』(以下, 卒研)を取り入れ, 教育指導を行ってきた. 平成16年度以前の臨床工学技士養成カリキュラムでは, 定められた3000時間の履修時間の「その他選択必修科目330時間」の中で60時間を卒研として実施してきた. 平成16年にカリキュラム大綱化が行われた後では, 基礎分野の「科学的思考の基盤(14単位)」の中で, 2単位を卒研として実施している. 臨床工学技士資格取得を行う専門課程において卒研実施の目的は, 以下の3点に集約されると考えられる. 1)臨床工学科のカリキュラムで学んだ知識を基礎とすること. 2)将来臨床現場に役立つテーマを各自で考え検討すること. 3)指導教員とのコミュニケーションの下で独自の発想と創造性を引き出し, 既成概念にとらわれず自ら学ぶ力を育てること. これら目的の下で, テーマ選択から研究方法の検討, 研究, 調査, プレゼンテーション, 論文作成という一連の『研究の流れ』を経験することが, 将来臨床工学技士としての素養(センス)を活かす下地作りになると考え, 卒研を指導, 実施してきた. 今回は卒研実施状況と, 特に「ME機器」などの機器, 回路制作研究を行った卒研実態(実験計画立案, 実験上の問題点と解決方法, 制作費等), 及び卒研指導を通じて考えた今後の課題について報告する. |
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ISSN: | 0385-440X 1881-4875 |
DOI: | 10.4286/ikakikaigaku.76.10_605 |