50. フィルム印刷型滅菌バッグの評価(<特集>第80回 日本医科器械学会大会一般演題講演集)

日常業務の中で, 高圧蒸気滅菌後, 従来からのケミカルインジケータ似後CIと略す)を滅菌紙面に印刷した滅菌バッグでは, 変色のばらつき濃い, 薄い), 溶出(にじみ), 転写による滅菌バッグと被滅菌物への汚損(図1)を, これまで我々はしばしば経験してきた. ISO11067にも代表されるように, 滅菌バッグについても国際的な規格化が進んでおり, 滅菌バッグに求められる品質要求が高まっている. この為, CIをフィルム層間に印刷したタイプの滅菌バッグが, 海外を先発にわが国でも開発されて来ている. 目的 そこで我々は, これらの製品について, 1)CIの変色性能 2)乾熱によるCIへの影響 3...

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Veröffentlicht in:医科器械学 2005/10/01, Vol.75(10), pp.651-652
Hauptverfasser: 福島, 伸明, 田中, 清司, 石原, 百合子, 加見谷, 将人
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:日常業務の中で, 高圧蒸気滅菌後, 従来からのケミカルインジケータ似後CIと略す)を滅菌紙面に印刷した滅菌バッグでは, 変色のばらつき濃い, 薄い), 溶出(にじみ), 転写による滅菌バッグと被滅菌物への汚損(図1)を, これまで我々はしばしば経験してきた. ISO11067にも代表されるように, 滅菌バッグについても国際的な規格化が進んでおり, 滅菌バッグに求められる品質要求が高まっている. この為, CIをフィルム層間に印刷したタイプの滅菌バッグが, 海外を先発にわが国でも開発されて来ている. 目的 そこで我々は, これらの製品について, 1)CIの変色性能 2)乾熱によるCIへの影響 3)CIの溶出(にじみ, 転写の有無 4)有用性についてISO11140の要求事項(表1)に基いて検討を行ったので報告する. 方法 1)使用器材(1)使用滅菌装置:高圧蒸気滅菌装置(サクラ精機社製ΣIIIV‐B06Z), エチレンオキシドガス滅菌装置(ステリテック社製ASG-073), (2)滅菌バック:CIをフィルム層間に印刷した滅菌バッグ(日本製〈A社, B社〉, ヨーロッパ製〈C社〉)を使用した.
ISSN:0385-440X
1881-4875
DOI:10.4286/ikakikaigaku.75.10_651