17. 医療機器における時計表示の誤差について(<特集>第80回 日本医科器械学会大会 一般演題講演集)
〈目的〉近年, 医療技術の進歩により医療施設で使用される医療機器はますます増加している. それに伴い医療機器に関するインシデント及びアクシデントなどのイベントの発生も少なくはない. これら医療機器に関する事故の原因究明は事故の再発防止のためにも大変重要であり, 医療機器に搭載されている時計は事故やイベントの発生時刻を知る上で大変重要となる. 今回その医療機器に搭載されている時計の精度について調査する. 〈調査対象機器〉フクダ電子社製生体情報モニタDS‐5410および日本光電社製生体情報モニタWEP-4204の2機種とした. 〈測定方法〉時計精度の測定期間は平成16年4, 月6日~7月5日の3ヶ...
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Veröffentlicht in: | 医科器械学 2005/10/01, Vol.75(10), pp.609-610 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 〈目的〉近年, 医療技術の進歩により医療施設で使用される医療機器はますます増加している. それに伴い医療機器に関するインシデント及びアクシデントなどのイベントの発生も少なくはない. これら医療機器に関する事故の原因究明は事故の再発防止のためにも大変重要であり, 医療機器に搭載されている時計は事故やイベントの発生時刻を知る上で大変重要となる. 今回その医療機器に搭載されている時計の精度について調査する. 〈調査対象機器〉フクダ電子社製生体情報モニタDS‐5410および日本光電社製生体情報モニタWEP-4204の2機種とした. 〈測定方法〉時計精度の測定期間は平成16年4, 月6日~7月5日の3ヶ月のべ92日間とし, 規準時刻としてNTT社の時報サービスを用いた. この時報サービスは独立行政法人情報通信研究機構が運営するセシウム原子時計数台で決定されている標準時刻を常に受信し, 校正しているため, 時刻のずれはほとんどない. この基準時刻をもとに1ヶ月単位の測定開始時の時刻と終了時の時刻を記録し, それぞれの機器に内蔵されている時計の1ヶ月間の誤差を算出した. |
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ISSN: | 0385-440X 1881-4875 |
DOI: | 10.4286/ikakikaigaku.75.10_609 |