酸化エチレン規制後の病院における実状 (<特集>酸化エチレン規制に伴う酸化エチレンガス滅菌作業の管理を学ぶ)

2001年に労働安全衛生法施行令等一部改正にともない酸化エチレンガス滅菌が規制の対象となった. この規制後の実情ということであるが, 当院ではそれ以前に酸化エチレンガスの毒性に対する管理改善を実施していたのでその改善を加えて述べたい. 私たちが酸化エチレンガスの毒性について知り, 対策の必要性を認識したのは中央滅菌材料室に配属され, 滅菌管理の知識を得ようと参加した中材業務研究会(1979.5発足)であった. 中材業務研究会では発足当時より酸化エチレンガスの毒性を学習し, その管理と対策について繰り返し学習会が行われていた. 昭和62年に初めて参加した時, 無学であった私たちはカルチャーショッ...

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Veröffentlicht in:医科器械学 2005/06/01, Vol.75(6), pp.353-355
1. Verfasser: 斧口, 玲子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:2001年に労働安全衛生法施行令等一部改正にともない酸化エチレンガス滅菌が規制の対象となった. この規制後の実情ということであるが, 当院ではそれ以前に酸化エチレンガスの毒性に対する管理改善を実施していたのでその改善を加えて述べたい. 私たちが酸化エチレンガスの毒性について知り, 対策の必要性を認識したのは中央滅菌材料室に配属され, 滅菌管理の知識を得ようと参加した中材業務研究会(1979.5発足)であった. 中材業務研究会では発足当時より酸化エチレンガスの毒性を学習し, その管理と対策について繰り返し学習会が行われていた. 昭和62年に初めて参加した時, 無学であった私たちはカルチャーショックを受け管理の問題点と改善の必要性を強く認識した. そこで昭和63年の厚生省健康政策局長通知により各医療機関に設置が義務付けられた医療ガス安全, 管理委員会に提言を行い協力の下に改善を実施した(手術部医学会報告).
ISSN:0385-440X
1881-4875
DOI:10.4286/ikakikaigaku.75.6_353